IGUSA GLASSのこと

IGUSA GLASSのこと

器好きの方なら
お気づきかもしれません。


当館のブックカフェでご提供している
お飲み物やスィーツの器は
倉敷由来のものを多く揃えています。


お水を入れているグラスは
倉敷在住の作家
水口智貴さんによる
吹きガラス作品
『IGUSA GLASS』です。


ほんのり緑色なのは
イグサの灰を
ガラスに熔かしているから。


かつて、倉敷やお隣早島町では
イグサの栽培が盛んでした。


イグサは冬の極寒の時に植え、
夏の酷暑の時に収穫という
過酷な作業のため
栽培者はいなくなり、
今では国産のイグサは
ほとんど見られなくなりました。

水口さんはこのような
土地の背景を作品に込め
美しいガラスに仕上げています。


何気ないコップですが
こんなストーリーがあるのを
美味しいお水と共に
ぜひお楽しみください。


当館の随所にあるささやかな
モノ・コト・ヒトのこだわり。
また時々ご紹介いたします。