中倉2~10年先の見えた人~
主な展示品
「敬堂他寄書玄琢焼茶碗〈昭和初期〉」
茶会に参加した人々が署名した玄琢焼の茶碗です。署名しているのは、大林組二代目社長の大林義雄氏や裏千家業躰金澤宗推氏などです。他にも人物比定は難しいですが、「たね」さんや「とみ」さんなどの女性の署名も見られます。
「孫三郎頌徳碑レリーフ〈昭和28(1953)年頃〉」
孫三郎没後10年となる昭和28年の完成を目指して作成が進められた孫三郎頌徳碑の土台に埋め込まれていたレリーフ10点を展示しています。頌徳碑の設計は、倉敷レイヨンの建築家として活躍した浦辺鎮太郎氏によるものです。レリーフは、孫三郎を象徴する各種事業を浦辺氏がデザイン化したもので、各企業・事業所の正規のシンボルマークではありませんが、それぞれの事業をイメージさせる上質なデザインとなっています。
「大原孫三郎日記〈明治35(1902)年〉」
明治35年元旦の孫三郎の日記です。昨年、甦って今年の元旦を迎えたことを感謝する一文から始まり、昨年・一昨年・一昨昨年・一昨昨昨年・其前の年、と過去5年の元旦の出来事を振り返り、今年の元旦は、自身でも疑う程の変化をしていることが記されています。
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